昨日、「徹子の部屋」のスペシャルに王会長が出ていた。
見ているうちに昔のことを思い出した。
遥か昔、小学校頃、毎年後楽園球場(現東京ドーム)に近所の子供らと父親と、バスを借
りて見に行っていた。
当然巨人戦だ。
あまり記憶が確かでないので、なぜその年はそこにいたのか忘れてしまったが、
巨人の選手がバッティング練習をしているときに我々は2~3人でベンチの上あたりで見て
いた。
他にも年恰好が一緒ぐらいの子供がやはり2~3人で同じように見ていた。
バッティング練習を終えた末〇という選手と柴〇選手が一緒に来たか、どちらかが先に来
たか定かではないが、ベンチに下がるときにベンチの上あたりから「握手してください!」
と頼んだ。するとこれもどちらがしたか忘れたが、一人は無視、一人はバットのグリップエ
ンドで手のひらをポ~ンと、それで終わり。(これをされたことはハッキリ覚えている!)
どちらも当時は巨人のレギュラーで、一流又は一流半のプレイヤーといっても過言ではな
い、私はガッカリしたのを覚えている。
しばらくしたら王選手が戻ってきた。
さっきの選手より数段上の大スターなので、我々は「どうせ無理だら」といってベンチの方
には行かなかった。
もう一つのグループはベンチの方に行き、また握手を求めていた。
するとどうだろう、王選手は一人ひとりちゃんと握手してくれているではないか。
子供ながら「この人凄いな~」と思った。
この話は2つの戒めがあり、一つは自分がどんなにもてはやされ、素晴らしい才能を持っ
ているとしても決して偉ぶらない。
ことわざで言うと「実るほど頭が下がる稲穂かな」ってことと、
あきらめてはいけないことだ。
我々は自分で無理と勝手に決めつけ、ベンチの上に行かなかったから王選手から握手
してもらえなかったのだ。
王選手はプロ野球に入って、暫くは目が出ず、大変な努力をした。
その結果が超一流プレイヤーだ。
元々、素質がある人が更に努力を積み重ねるとこのレベルに達するのだろう。
王会長のこんな名言がある
努力は必ず報われる。
もし報われない努力があるのならば、
それはまだ努力と呼べない
口ばっかりでないからこの言葉は染みるな~。