たまには空手の話。
といっても少しズレるが・・・。
何人かには話したことがある。
私が会社を辞め、お客の当てもないくせに開業したころの話。
上の娘(当時小2)がゴールデンウィーク前に椅子に載っていたらこけて、学校を休んで病院に連れて行った。(大したことないのに休みたがった、今考えるとこのころからおかしかった)
ゴールデンウイークが終わっていつも通りに戻ったころ、娘の様子がおかしい、朝になると頭が痛くなったり、トイレから出られなくなったり。
幼稚園の時も5月病みたいな感じのものがあったので、それだと思っていた。
そのうち、泣いて行きたがらなくなったので暇な私が車で連れていった。
そうすると学校が近くなると体を伏せ、要するに見つからないようにして着いても車から降りようとしない。
しかたがないのでそのまま引き返した。
これが何回かあった。
この時の私の精神状態はかなりきつく、仕事が無くこの先どうなるか分からないし、娘は学校に行かないし、娘の姿を見ながら悩んでいた。
しばらくして、先生に聞いたかなにか忘れたが、行かない理由は、学校で娘を含めたクラスの3人の中で色々あるようで、2対1になったりしていじめられていたようだ。
それを聞いて親の私がしたことは、学校に行く前に空手の受けを毎日練習し、最後に体を叩いて(少し力を入れて)、「これだけできれば怖くない」といって送りだした。
(それぐらいしかやれることが無かった)
※トータルで1ヶ月もそういう状態がなかったのは助かった、ずっと悩んでいる親御さん、お子さんは心中察します。
決して暴力を振るわれるわけではないようだが、2人相手だと叩かれたりする恐怖があるようなことを娘がいっていた。
私は、大人になってからは結構いじめられて大人の気持ちは分かるのだが、子供のころはあまりそういう記憶が無いので、気持が分からず、「そんなもんなんだ」と妙に納得した。
そのうち、「今日は○○ちゃんと喧嘩して泣かした」とかいうようになったりして、その後はそんなこともなく現在に至っている。(今はそんな恩も忘れ、ただただ生意気だ!)
このとき初めて「空手をやってよかったな~」と心の底から思えた。
よくいじめで自殺なんて事件があるけど、「格闘技を習えばいいのにな~」と思う。
そんな単純なことではないという人もいるだろうが、いざとなったら相手を倒せるという「保険」はとても大きなものだと思う。
自分が手を出さなくても受けたり、あるいは攻撃を食らってもなんでもない顔して耐えられたりしていれば、よほど鈍感で無い限り攻撃している方は「あれ?」と思うだろう。
格闘技をやってマイナスになるようなことはない。
気持ちが優しいとか、怖がりとかの理由でいじめの対象になるのはバカバカしい、実はそんな子が強かったりする。道場やジムでは「口が達者」なことは全く通用しないので、実はハッタリだけのいじめっ子がその子が通うところにいたらどうだろう?
合法的にひっぱたける、その子が実際にいじめられた子であれば喜びは倍増だ。
更にいじめられている子が強くなっても、格闘技の世界には上には上がいるので、天狗になりようがない。
むしろ謙虚になる。
最後に、
先日は焼き鳥屋でご苦労様でした、また行きましょう。